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人間になればよかった...
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昨夜、茨城に着く。今朝おぬま弟さんの第一子誕生のお祝いがあり、茨城の家に親戚の方が大勢集まった。手作りのお赤飯、漬け物、お茶菓子などをテーブルに並べる。わたしも早起きして天ぷらを揚げた。お客さんに天ぷらを出すなんて、不安で震えあがったが、煮えたぎる油を凝視しながら、日頃の研究の集大成だ、ピンチはチャンスだ、天ぷらの心を読むんだ、と思う。天ぷらが暑がっている。今だ。丁度いい頃合いにサッと揚げて、義母を安心させることが出来た。
大勢のお客さんを迎える機会は、いい勉強になっている。お茶淹れ、挨拶の仕方など、人前でやってみると、出来る事と出来ない事の差がはっきりする。毎日を大切に暮そう。そうして、試練の時間を落ち着いて迎えよう。
夜に書き仕事。明日は本当に正念場だ。
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本当に少しずつ前進している。今日はB先生にバレエを習う。バレエで二人の師匠を持つことは基本的にタブーであるらしい、最近まで知らなかったが、私を最初から面倒見て下さったS先生に失礼な真似をしていた事になるのだろうか。とにかく事情を打ち明けて、今後の事を相談してみよう。
何回お手本を見てもイメージの掴めなかった、ごくごく簡単な回転技、はじめて今日、2回だけ回れた。五年近くやって、たった2回、しかしそれが、いつまでも胸を温める嬉しさだ。
おぬま弟さんの第一子が産まれたので、顔を見に家族で出かける。静まりかえった個室をノックして入室すると、ふわりといい匂いがして、弟さんの奥さんの横に、白い布に包まれた赤ん坊が見えた。小さくて、やさしくて、可愛い。ああ、いいなと思う。指でほんの少しつつくと、手で顔を隠して、まだ眠っている。
奥さんの話しだと、出産時の痛みはそんなに感じなかった、という。立ち会ったおぬま弟さんの証言でも、最初から最後まで落ちついていて、安心して付き添えた、のこと。自分の出産の時は、大暴れして何も覚えていないし、記憶も飛び飛びで、夢の中で産んでいたような気さえするのに、何という違いだろう。やはり人によって体験も随分違うようだ。
正月三日目。ご馳走、なし。とうとう尽きた。
家族はみな普段の暮らしに戻り、去年残した仕事をやり始めた。自分も原稿の直しを来週中には仕上げなくてはいけない。寝ぼけていた頭が少しずつ、危機を察知し始めた。ありがとう、お正月。充分休憩させて頂きました。
夕方に、茨城に向けて出発。信号機のトラブルらしく、電車はなかなかやってこない。ホームに一月の寒い風がまともに吹きつける。この一年、待ち時間で過ごすことはしないぞ、と風に誓う。娘と体をくっつけ合って暖をとる。こうしていると、苦痛と一体になった楽しみで、じんわりと胸が暖かい。
「時間がたつって、いいことだね。」(娘が以前言った言葉)

今年は、一度も休まずに続けることが出来ました。見に来て下さった方に心から感謝します。ありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎え下さい。
考えてみれば、最初からいつもこんな事ばかり考えて生きている気がする。その意味では、この一年、私は何の進歩もなかったのかも知れない。それでも、年に数回は、書きえた幸福、無上の喜びがあった。その喜びのためにこれを続けている。
いつかは、ただの一回で正確に綴れるようになりたい。
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