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人間になればよかった...
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大事なことを、心臓と引き換えにして学んでいる。自分の壁にあたる。壁がわかると、少し端にゆとりが出来る。
文章は、不安定な心の中心を射止める必要はなく、あくまで、触発、こだま、に留めること。文を完成させるのは、見る者の心の再構築であって、文章そのものではないからだ。わかってみると、なーんだと思うが、それがわかるまで、何ヶ月もかかった。
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茨城の土曜日。娘と庭をかけっこする。たった五分で、娘はあー運動したー、と言って満足気にしゃがみこんでしまった。9歳の若さで今からそんなことで、この先大丈夫なのだろうか。家に戻るなり、こたつの間で漫画を読んでいる。
仕方なく、足元に転がっていた新聞を広げてみると、大企業の収入減、倒産、の文字ばかりが縦横に紙面を覆っている。窓の外は木の枝ばかり、10年前に亡くなった義父と一緒に見た植木が、あまり元気がない。庭石の配置はいつ見ても同じだけれど。
10年前、義父はここにいたし、娘はここにいなかった。しかし娘の頬の形は、義父の横顔にすこし似ている。
夢醒めず、道路を歩く人、みな丁度いい等間隔で、路上を歩いている。2本の足を前に後に、交代に動かしている。どうして今日はなにも感じられないのだろう。命はどこに行ったのだろう。すべてが、時間のずれで出来ている。なんという奇妙な場所。
口の中が乾いてくる。何万歩も歩いて、任務が終えたら、ばたりと足が停まるのだろうか。
飛び出してきた自転車、10秒のずれで私の影をひき殺した。
私の人生の宿題はあまり分厚くなかった。何故かは判らないが、机によって厚さの違う宿題が用意されていた。自分の前のをひらいてみると問題の難易度は私の実力より上で、ぎりぎり解けない問で出来ていた。隣の人と見せっこしたが、隣の人の本はまったく違う問題が書かれていた。
昨夜そんな夢を見た。水色の薄い紙で出来た表紙だった。
先細りして苦しいけれど、この道しか無い。振り向くと足跡がブレているが、しばらく待てば、風でその足跡もさっぱりと消えてしまうだろう。やるだけやって、いよいよ駄目なら、それまでの人生だ。
外の様子が判らない。極小の点に閉じ込められている。
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