悲しきかな、我が心。人の顔色ばかり見て、得したことなど在りはしない。他人に頼らないことだ。わたしを助けてくれたのは他人だった。産んでくれたのも、教えてくれたのも、壊してくれたのも、優しくしてくれたのも、酷い目にあわせたのも、皆、わたしではないものだった。
人と共に生きるというのは、人にとって単に快感という意味で、元々が不可能な提案について語っているだけではないのか。くるし。ちきしょう。やめればいいのだ。いやならね。いっぱい眠れるよきっと。自分で自分を皮肉るこの、変態なんじゃないの。
ああ、くるし、くるしなあ、くるしないよ、たのし、たのしいにして、君はちゃんと自分の山を越えなさい。ねむられぬ。ねむってやるものか。まあ、いいんじゃないと自分で自分を誉め称える。考えるより、まず動け。指動かせ。追いつかれるな。たのし。たのしいな。
なんか、一番恨んでいる者、物、相手、に、一番感謝する羽目になるのが、ものを考えることの宿命ではないか、と、いう気がしてならない。
人と共に生きるというのは、人にとって単に快感という意味で、元々が不可能な提案について語っているだけではないのか。くるし。ちきしょう。やめればいいのだ。いやならね。いっぱい眠れるよきっと。自分で自分を皮肉るこの、変態なんじゃないの。
ああ、くるし、くるしなあ、くるしないよ、たのし、たのしいにして、君はちゃんと自分の山を越えなさい。ねむられぬ。ねむってやるものか。まあ、いいんじゃないと自分で自分を誉め称える。考えるより、まず動け。指動かせ。追いつかれるな。たのし。たのしいな。
なんか、一番恨んでいる者、物、相手、に、一番感謝する羽目になるのが、ものを考えることの宿命ではないか、と、いう気がしてならない。
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茨城生活、1日め。ここに来たらやはり、自分自身にエンジンをかける意味でも、最初の仕事は草刈りだ。今日は熟練工のように一発でエンジンがかかる。へっへとおっさんのように得意げに笑い、誰も見ていない広い場所で草を刈って行く。10分もすると、高速回転するナイロン紐が摩耗して半分の長さになるので、そうなるとエンジンを切って替え刃をする。面倒くさいので、スイッチを一時停止にしただけで刃を交換した。巨大蜂のように震え続ける本体を尻目に、回転部分の二ヶ所の穴に紐を差し入れる。もしはずみでスイッチが動いたら、私の指先はギザギザになってしまうだろう。それも自分の因果応報、などと無意味な覚悟を決めつつ、先端部分を手でさっさと掃除したあと、無事に作業を再開した。
絨毯のようにびっしり地面を覆っている草たちに、回転部分を当てると、たあいもなく、すぐに茎の跡だけ残して散ってしまうのだが、茶色い土を一皮むけば、地表の何倍も広がる根の集団があるのだろう。
絨毯のようにびっしり地面を覆っている草たちに、回転部分を当てると、たあいもなく、すぐに茎の跡だけ残して散ってしまうのだが、茶色い土を一皮むけば、地表の何倍も広がる根の集団があるのだろう。
Rくんが、飲み会の延長でわが家にやってきて、朝、居間で寝ていた。バレエを踊りに行って、お昼に帰ってきたら、帰る途中らしいRくんが、相棒とふたりで歩いていた。横断歩道の信号が赤になったので、道路をはさんでお互いの姿を眺めた。Rくんの頭には寝癖がついていた。青信号になって、帰り道に会えてよかった、と声をかけたら、Rくんは文学的な事をひそひそと耳打ちして、じゃあまた、と言った。
家に着いて、誰もいない部屋に行き、冷えたお茶を飲んだ。Rくんは、会う度に、今あなたはなにしてるの?と聞いてくる。飲み会のたびに。いろんな人にも聞いている。飲み会のたびに。私はRくんの10分の1も本を読んでいない。毎日勉強しなければ、Rくんに、今勉強してるよという返事が出来ない。
家に着いて、誰もいない部屋に行き、冷えたお茶を飲んだ。Rくんは、会う度に、今あなたはなにしてるの?と聞いてくる。飲み会のたびに。いろんな人にも聞いている。飲み会のたびに。私はRくんの10分の1も本を読んでいない。毎日勉強しなければ、Rくんに、今勉強してるよという返事が出来ない。