Rくんが、飲み会の延長でわが家にやってきて、朝、居間で寝ていた。バレエを踊りに行って、お昼に帰ってきたら、帰る途中らしいRくんが、相棒とふたりで歩いていた。横断歩道の信号が赤になったので、道路をはさんでお互いの姿を眺めた。Rくんの頭には寝癖がついていた。青信号になって、帰り道に会えてよかった、と声をかけたら、Rくんは文学的な事をひそひそと耳打ちして、じゃあまた、と言った。
家に着いて、誰もいない部屋に行き、冷えたお茶を飲んだ。Rくんは、会う度に、今あなたはなにしてるの?と聞いてくる。飲み会のたびに。いろんな人にも聞いている。飲み会のたびに。私はRくんの10分の1も本を読んでいない。毎日勉強しなければ、Rくんに、今勉強してるよという返事が出来ない。
家に着いて、誰もいない部屋に行き、冷えたお茶を飲んだ。Rくんは、会う度に、今あなたはなにしてるの?と聞いてくる。飲み会のたびに。いろんな人にも聞いている。飲み会のたびに。私はRくんの10分の1も本を読んでいない。毎日勉強しなければ、Rくんに、今勉強してるよという返事が出来ない。
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