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人間になればよかった...
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夏の揺り戻し、本格的な暑さは感じない。蝉が鳴いている。空も遠くまでよく見える。
B先生の教室でストレッチして、夕飯の買い物をして、家に戻って、これが自分の暮らし、と思う。後悔はない、悲しくもなく、意外にショックは無かった。自分の生活の圏が急に生々しく輪郭を作って、小さな島になったように感じられた。
今夜から仕事を始めて、出来ることをしようと思う。
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H町駅の親しい友人、幾度かの借金の申し込み。目の回りがぼうっとして、加害者にまわる事が辛くなっていた。境界線は彼女にとって、交渉次第だと映っている。私にとっては、友情の重さに映っている。だから、またすれ違う。書いていて、いよいよ悲しい。この境界線を越える事は出来ない。どうにもならないのだから、決めた事をそのままやるより出来る事がない。
相棒から小さい仕事を頼まれて、急ぎで60枚くらいの短編とのこと、どきりとする。最近は仕事が怖い。ありがたいことだ。私など、ただいるだけでは地球の酸素を減らしているだけ、冷静に考えれば、他に身を養う術などあるはずもない。はい、よろこんでやります、と飲み屋のかけ声みたいな返事をした。
脚本は偶然入った世界だけど、摩訶不思議で、難しい仕事だ。心に他人を飼う技術だ。多面体のように変わる心を他人に見立てて作業をする。何ページあろうと、ひとりお喋り、なので、普段からちゃんと他人の行動を見ていないと、資源は枯渇し、受け入れがたい価値観を登場させる事が出来なくなってしまう。
相棒が仕事先で珍説を聞いてきた。最近、東京周辺で大雨ばかり降っているのは、中国でオリンピック対策に行われた人工雨の工作が、今になって日本上空に作用しているせいだとか。なんだか笑ってしまった。
毎日には終りがなくて、どこかで打ち切る事になるのだけど、その打ち切りどころが判らなくなった。今夜を越えていかれないと、もう二度と書けない気がした。勿論ただの気のせいだ。この低いハードル、私の全力で越える高さだったようだ。
今夜の東京は大雨に雷で、日記をつけていると時折外からすごい音がする。深夜に電車で帰ってきた相棒の話だと、もう何回も落ちた音がしてたよという。濡れると判っていて窓を少し開けると、傘を差さないで徘徊しているジャージ姿の人がいて、こんな晩にどうしたんだろうと気持が脱線する。
夕方は、夏休みの自由研究として、娘がサーターアンダーギーを作った。菓子のルーツをネットで調べ、手を洗うところから試食までの写真撮影を手伝った。私は名前の頭をサンダーだと思い込んでいたが、調べていたら、サーターだった。そうか、サンダーアーダギー、サーターアンダーギー、もう覚える自信がない。もういい、今度から沖縄ドーナツと勝手に呼ぶことに決めた。娘には一番簡単な配合のレシピを探して渡したのだが、もたもた作っていた割には仕上がりは上々、満面の笑みの写真を残してやることが出来た。
考えあぐんでいる時間、日に日に長くなり支障きたす。毎日、明日がある。明日、明日と追っていったら、どこに着くかわからない。弱い魂が頑張るには、外の刺激が必要だ。
暮らしの方程式、さらに、もつれる。むつかしく考えない。外界を、受け取って、送り出す。呼吸と同じ。
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