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人間になればよかった...
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今日は、東京に戻って、夕方から自宅で飲み会があった。友達が13人、賑やかに鍋を囲み、お酒を飲んだ。今は夜明け前で、始発を待っている人達がまだ楽しそうに話している。夜だから、話題も変で、皆お互いに、普段は言い合わないようなことを、話している。
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土曜日、茨城、夜。
N町の親しい友人からメール届く。『皆様へ』と題されたメールで、体調が悪いから杖生活に入る、という内容。例によって細部は説明されず、人に心配をかける為だけに書かれたような文章が短く並んでいた。慌てて返信して事情を聞こうという衝動が、何故か今回は起きない。彼女は他人を操作する術に長けているのだという気持までする。彼女の方から見れば、人に心配をかけたいどころか、その反対で心配をかけまいとして、そのように振る舞っているのだろう。私は彼女を本当に好きなのだろうか。友達というのは何をする人のことだろう。
あと何回で終わりと決めたからといって、一気に上手になる訳でも、この気持から逃れる訳でもなく、訓練だからやっぱり楽々とはいかない。見ることでも解決できず、触ることでも、声に出すことでも解決しない。半ば投げ出すようにして、かたこと、かたこと、音を聞いている。

ここまでしないと、本当の言葉にならないのなら、普段の自分は相当に楽をしている。今日はそれが判ったから、よかった。

あとは同じ言葉だけど、もうなにをどう書いても、同じ所に戻ってきた。
朝に七草がゆを炊いた。昨日買った350円パックの七草には、たっぷり雑草が入っている。茨城だったらそこら辺で生えているのになあ、と、はこべを生で食べてみる。
一部を塩茹でして刻み、小さく切った餅をまぜた白がゆに浮かべると、何となく、形になって、美味しそうになった。日本の伝統、という言葉を思い浮かべてはいるのだが、北千島アイヌ人の末裔である自分は、あまり和人の習慣を愛すると、祖先の皆さんに悪いような気もするのだった。だからといって、こういう風に普段の暮らしの中に生かせる習慣を、知っている訳でもないのだった。血の元である祖母は、一切アイヌの思い出を口にせずに死んだし、私自身が、どのような人間でありたいか、中年のおばさんになった現在でも、さっぱり一線を結ばないのだった。
B先生のストレッチ教室がやっと開始日になり、自転車で嬉々として向かった。いつも利用する坂道も、春夏秋冬、季節によって表情が違う。上り坂を漕ぐ足の力がなくて、手で押して歩いていたら、以前同じ位置で見上げた空が、薄青い水のような光を一面に満たしている。この空を見ながら、過ぎた日を思い返したり、めそめそ泣いたり、にらみつけたり、実に色々なことをした。そんなことを思って見ても、今日の空は少しも秘密を明かさず、ここからあまりにも遠くに在るようで、見知らぬ人達のマンションの屋根も、一列に並んだ洗濯物の色も、綺麗なのだった。
正月は早々と過ぎて、もう通常の日に戻らないといけないのだけど、実感がないまま『5日』のカレンダーを眺める。一月は行(い)く、二月は逃(に)げる、三月は去(さ)る、という言葉があるそうだけど、本当にそうだと毎年思う。今年三月でこの日記も終了するつもりなので、それまで毎日こつこつ歩んでいきたい。そして、三月が来たら、また新しい事を始めるつもりだ。
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