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人間になればよかった...
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N町駅の親しい友人からメールがあり、元気で暮しているようだ。くだけた会話の返信を打ちながら、人助けなんて、おそろしい賭けをしたものだと、昔の自分たちのやりとりを思い出しながら、思うのだった。もし彼女が立ち直れなくて、他人の私を退けたり、絶望して霧の道を渡り、二度と戻らなかったとしたなら、私自身だって、酷い人間不信の道に堕ちたに違いないのだ。
文面からは楽しそうな日常の様子が伺えた。
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バレエの稽古では、変人の自分も許されている気がする。夢見る夢子ちゃん、と棘のある声が胸のなかでうるさく鳴っているのだが、バレエの真面目さは、そういう惨めな時間を追い払ってくれる。別段、悪意を発揮した覚えもないのだが、在りようだけでも誰かの敵になることはある訳で、そのような場合、視界に入らないよう、なるべく離れるのが配慮のつもりで、ずさーっと後ずさるのだけど、ひとたび悪に認定されれば、なにをやっても、どう振る舞っても、相手は苛立ちをつのらせるばかり、しかしそれは不機嫌ということで、相手も理由を言わないものだから、なんだ、私の顔かたち、あるいは声の語尾の出しようか、ぬりかべのような背中か、いったい何が、気に障るのか、つまりは存在するなというか。
皆、口に出さないだけだ、もうひとつの世界のことを。それならそれで、もうひとつの世界では、書いたり、踊ったり、お喋りすることは、許されようか。
毎日更新の文章なんか、どう好きに書いても良さそうなものだと思うのだけど、その日にはただ一つの形があるような気がして、探していたら、結局は感じ方のどこかが怪我しているようなものになってしまう。今夜は眠る。もうこれ以上やったら、暮らしていく自信がなくなってしまう。
ストレッチ教室のあと小学校へ行く。安心安全ボランティアという、校内のパトロールをする運動があって参加してきた。娘のクラスは図工室にいて、卵の殻でモザイクの絵を作っていた。通常の静かさと変わらないように見えた。
副校長先生が担任になられてからは、立ち歩く子供は皆無になったそうだ。一部お喋りや反抗的な態度は残っているが、正常なクラスに戻ったといってよいと思う。この短期間で、ここまで立て直していただけるとは全く予想していなかった。
アルバイトをしている最中は、竜宮城にいる浦島さんに似て、時間がすぐに経っていく。物を買っていく人を見るのも好きだし、楽屋裏で煙草を吸いながら、売り上げについて語っている先輩達を見るのも好きだ。商品が隙なく一列に並んでいる時は、よしよし、と思うし、店前を箒で掃いている時、外で流れている別の時間をふっと再確認するのも好きだ。レジ前にある芋焼き機で、こんがりとさつま芋が焼けた時、竹串を刺して、焼け具合を確かめるのも楽しい。
むきになった方がいいのか、
むきにならない方がいいのか、

生きている。死ぬ。人生。
東京に向かう空。水色。今日の電車の色。黄色。
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