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人間になればよかった...
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日記を書こうとして、何もせずに画面を見ている時間が、また長くなった。何時間もそんな風になってしまうので、寝不足になっている。素晴らしいことを書きたい訳ではない。今日のサイズに合った丁度いい日記を、そのまま書いて終わりたい。ただ、頭が真白になっていて、言葉が出ないのだ。何日でも、こうして座っていたらいいのかも知れない。なんにも判らない。判りたいし、ねむたいし、判らない。なにか判るかと思って、指を動かしている。
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100のバイト。気のせいだといいのだけど、なんとなく、お客さんが減った気がする。来てくれても、一人当たりの金額が低いように思う。今日はたまたま貧乏なお客さんばかりなのだろうか?と一瞬、黒い感情が心をよぎっていった。今日は天気も良いのだけどな、と思いながら、早くも汚れてきたレジ台を雑巾で丁寧に拭き、合間をぬって外を箒で掃いた。新しくリニューアルした事が原因なのだろうか。それとも今日だけ別の要因で来ないのだろうか。
ただ、焼き芋は、飛ぶように売れている。
もっと簡単に、鉛筆で描いた線でよいから、具体的な形で記せるようになりたい。簡単に考えてみたところで、人生は簡単にはならない、と言ったのは小林秀雄だった。口の中で呟いてみると、自分は同じ所を回っているのだ、という、いつもの結論しか出ない。私には、雑草のようにそこら辺で息絶えているような、道が待っているように思う。
朝は茨城、昼過ぎには東京。毎週しているのと同じ時刻、1時15分に立ち上がって、身支度を調える。娘と義母が出発の時間になっても姿を見せない。部屋の中からピアノの音が聞こえた。あと、5分、あと5分、と歌を歌いながら、庭を見に行った。青すぎるような空に、紅葉した樹の葉が、風に揺れて綺麗だ。
土曜日は茨城の小沼邱で草刈りと決めているのに、小雨が降っていた。義母は、まだ草がそんなにのびてないから、いいよ、と言う。冬の色になった庭が、ガラス越しに見える。こたつの上に山積みになったみかんの色が、濡れた窓外に置かれているように、外と内と直につながっている。北海道のぞっとする寒さが、急に全身に感じられて、どうして冬になってしまったかな、と思う。私はあそこで窓を見ていた。誰一人歩く人もなく、一台の車も通らなかった。雪が平たい丘を白く変えていた。私は茨城に来る事を知っていた。いつかここで、この人と会って、庭の話をするんだと知っていた。だから、あの日、このみかんを雪景色の中に置いて、待っていたのだった。白い中に、ぽつんと一個だけ落ちていた。心細い気持で、庭を眺めた。
自分の散らかった心が整理されてくると、外へ突き当たって、必ず何らかの抵抗に出会うものらしい。日記を三年近くやって、あまり進歩した気はしないけれど、小さな世間と暮らしが繋がって、日記外の出来事が多くなってきた。ここで考えたことは、不思議と、実生活にもう一度還ってきて、答えを提示される。この日記は、正解も、間違いも、でたらめに含んでいる。日記だけでは、自分が嘘をついていたかどうか正確には判らない。その時は本当だと思って書いているからだ。
相棒は韓国で何をしているだろう。私は一度も外国に行ったことがない。行ってみたいと思う国がどんな国で、どこにあるのかも判らない。自分はたまたま、日本に生まれたけれど、それはどうしてだったんだろう。
かなり、意気消沈している。いいこともあった日だ。あまり良くない日でも、越えていこう。
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