書きものの洞窟の旅は、紆余曲折を経て、ようやく終わりつつある。なんとか無事に提出できそうで良かった、とほっと胸をなで下ろす。だけど、頭に禿げをこしらえたのが痛い。書き仕事の時、何故だか必ず体温が下がる癖があるので、髪を洗う度に物凄く熱いお湯を使って頭をあたためるのが習慣だったのだが、そのせいか(それしかないよ)軽い火傷を負っていたらしく、気が付くと自分の知らない自分が鏡に映っていた。このままでは三本指の妖怪ではなく河童になるな、と鏡を前にぼんやりする。育毛業界のCMに共感した事なんて只の一度もなかったが、薄毛の方々がどうしてあれほどまで自髪にこだわるのか、初めて少しだけ判った気がした。これからは無茶しないで髪も大切にしよう……。何か人格の尊厳を失うものがある。
金曜日があっという間に来た。夕方に娘と茨城へ。
金曜日があっという間に来た。夕方に娘と茨城へ。
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