起きたら夕方で、カラスが鳴いていた。娘が片思いの男の子を家に連れてきたので、ぼさぼさの髪のままおやつなどを差し出した。二人はゲーム機を仲良く覗きこんでいる。失われた半日に、しょんぼりした。残りの夜をどう有効に過ごそうか焦りながらも、自分一人忙しがったところで、世間は堂々と回り続けているのだから、心配しないでやって行こうと思い直す。眠りも生の一部とは知りつつも、つい勘定に入れ忘れてしまう。結局、気持よく眠る為にこの人生があるのかも知れず、自分のペースを乱して自爆している内はまだまだ修行が足らないのだろう。男の子は元気に駆け足で帰っていき、娘は嬉しそうに見送っていた。
書き仕事は一段落ついて、数日前から微調整の作業をしている。相棒のアドバイスを聞きながら、もう少し直そうと思う。
書き仕事は一段落ついて、数日前から微調整の作業をしている。相棒のアドバイスを聞きながら、もう少し直そうと思う。
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