離婚に悩むお母さん友達は、もう明るくなって普通のお母さん友達になった。今日は自宅に招待してくれたので、紅茶とチョコレートをご馳走になった。部屋は綺麗に掃除されて、以前お邪魔した時とは雰囲気が変わっている。自分の生活圏と違う話が話題にのぼり、喜怒哀楽も判らない人達が沢山いるな、と当たり前のことを考える。五千万円の毛皮のコートを買った人の話や、二十万円のシャープペンシルを使っている高校生がカンボジア難民のボランティアに行く話など。自分の考えつかない世界はなるべく聴いておいた方がいいのだから、大事に胸にしまっておいて、脚本作業の時に出来るだけ正確に思い出すようにしよう。
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