掃除しながら布団干し、乾かしながらストレッチ教室、伸びながらお弁当のおかずを考え、買い物に行きながら知り合いの保護者と挨拶。小学校に行って子どもと集団下校、家で宿題を見ながらお洗濯、干しながら遊びに来た娘のお友達におやつを出して、皿を片付けながら明日の遠足の準備。時間と時間を重ねて使うと、なにかとよく進むけれど、自分が今何をしていたのか全く判らなくなる。夜は友達のNさんに招待されて、お宅でピザをご馳走になった。Nさんについ野菜の話ばかりしてしまう。はっと立ち止まると、飛ぶように一日、終わっている。時間は砂のように消えたけれど、ふわふわの布団が残っている。これだけで、頑張った甲斐があったというものだ。
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