午前中は草刈り。雨の降りしきる午後、家の中でバレエの練習を伴奏音なしでやってみる。木曜日に起きた事をずっと考えている。バレエのS先生が自分に少し厳しくあたった。身体の力が抜けていますね、と言う。私は寝不足気味の日が続いていたので、知らずに手を抜いていたのだろう。隅々まで力が満ちた特有の動きをとらず、能か舞いのようなスーと抜けた動きで手足を動かしていた。もう歳なのかなあと冗談を言うと、先生は少し顔の色を変えた。それもあるでしょうね、ポワントレッスンは1ヶ月はお休みしたほうがいいかも、と言った。私が何か続きを話そうとしたら、先生はもう一人のレッスンに回ってしまった。自分はあそこで何が起きたか、もう判っている。
何をされたのかも判っている。私は先生に反射的に厳しくしなければと思わせる言動をとったらしい。ただの趣味で楽しんでいる生徒と判断されたなら、先生はバレエを中途半端にやったところで何も言わないだろう。先生の行動を意地悪ととるか愛情ととるかで、随分と人生の解釈が違ってくると思う。今度の木曜日は体調を整えて行こう。歳などという冗談ももう言わないことにしよう。
何をされたのかも判っている。私は先生に反射的に厳しくしなければと思わせる言動をとったらしい。ただの趣味で楽しんでいる生徒と判断されたなら、先生はバレエを中途半端にやったところで何も言わないだろう。先生の行動を意地悪ととるか愛情ととるかで、随分と人生の解釈が違ってくると思う。今度の木曜日は体調を整えて行こう。歳などという冗談ももう言わないことにしよう。
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