東京の自宅にようやく戻ってきた。帰ってきたんだ、と思うと、今回は本当に涙がでる位、ほっとした。本州の太陽が根付いたかは判らないが、肌は褐色に日焼けしている。自分なりにやってみたのだから、この夏に起きた失敗も、決まった道として受け入れよう。私の心は、誰が傷つけようと欲した訳でなくても、やはり傷つく事があるのだ。こちらだって、逆もあるのだ。その気もなくたって自分を通すそれだけで、人を深い所で傷つけるのだ。人と共に生きるということは、理屈ではなく、本当に、目の前の人と、一緒にどうにもならないことを、やってみる、ということだ。大真面目って、滑稽だ。
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