東京の自宅に戻る。植木鉢の乾いた土に水をかけて、年賀状を娘と一枚一枚眺めた。相棒宛の沢山の仕事相手と、私宛の数少ない知人で構成された葉書の束だ。手が止まる。闘病中の御主人を看病しているお母さん友達のTさんからだ。彼女は事実を隠していた、私と彼女自身の為に事実をずっと言わなかったのだ。苦い味が口に溜まってきた。会いに行かなくては、と何度も考える。何度も考えているうちに、彼女が私に打ち明けたことの意味が重くのしかかってきた。
日常の時間が貴重なひとしずくだと実感する。究極のところ、いつでも失われるものの上で眠っているに過ぎない。
夜、帰宅した相棒と久しぶりに再会。挨拶もそこそこに、二人で仕事の話をする。原稿書きの手伝いを頼まれた。最低一ヶ月はかかるだろう。バレエやジョギングは出来なくなるかも知れないけれど、この日記だけは継続したい。
日常の時間が貴重なひとしずくだと実感する。究極のところ、いつでも失われるものの上で眠っているに過ぎない。
夜、帰宅した相棒と久しぶりに再会。挨拶もそこそこに、二人で仕事の話をする。原稿書きの手伝いを頼まれた。最低一ヶ月はかかるだろう。バレエやジョギングは出来なくなるかも知れないけれど、この日記だけは継続したい。
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