今日は、夢の中でも樹を切っていた。まるで眠った気のしない朝を迎えてしまった。働きに働いて、起きたら朝である。こういう納得いかない朝のスタートはたまにある。
金、土、日と茨城に来て、日曜の夕方に東京に戻る、という生活をかれこれ五年間ほど続けている。茨城の自然を眺めていると、私は北海のあざらしと名乗るように北海道出身なので、いつも旅行気分が抜けない。本州の豊かな四季折々の風景が広がっていて、ああここは正真正銘の日本だ、と感じる。北海道の自然はなんというか、あそこはたぶん日本じゃないのだろう。梅雨もなく、稲もなく、とんぼも変なのしか飛んでない我が故郷は、日本的情緒というものが全く存在しなかった。私は日本人のふるさとだとか、原風景だとかいう、いつも本の中でしか見聞きしたことのない感覚をこの土地で初めて見た。
美しい緑の田んぼは、私の血に含まれない。風に散りゆく春の桜を見ても、紅葉の美しい秋の山々を見ても、自分が日本人だと感じられるような特殊な感慨は全く湧かない。
お昼、草の影から飛び出した、生まれたてのアゲハチョウを見た。
夕方東京に戻る。夜は知人のズッキーくんと昼行灯さん来る。飲み屋に繰り出しておでん等つつく。
金、土、日と茨城に来て、日曜の夕方に東京に戻る、という生活をかれこれ五年間ほど続けている。茨城の自然を眺めていると、私は北海のあざらしと名乗るように北海道出身なので、いつも旅行気分が抜けない。本州の豊かな四季折々の風景が広がっていて、ああここは正真正銘の日本だ、と感じる。北海道の自然はなんというか、あそこはたぶん日本じゃないのだろう。梅雨もなく、稲もなく、とんぼも変なのしか飛んでない我が故郷は、日本的情緒というものが全く存在しなかった。私は日本人のふるさとだとか、原風景だとかいう、いつも本の中でしか見聞きしたことのない感覚をこの土地で初めて見た。
美しい緑の田んぼは、私の血に含まれない。風に散りゆく春の桜を見ても、紅葉の美しい秋の山々を見ても、自分が日本人だと感じられるような特殊な感慨は全く湧かない。
お昼、草の影から飛び出した、生まれたてのアゲハチョウを見た。
夕方東京に戻る。夜は知人のズッキーくんと昼行灯さん来る。飲み屋に繰り出しておでん等つつく。
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