一日一日、のろのろと進み、外の青は目に眩しい。何処に続いているのか、分からない時間だと思う。
生とは、永遠の死を外から見る為の唯一の機会なんだろう。長さでもなく時間でもない死を観察するのは、この場所をおいてない。全てはそこに秘密があるのだ。死の仕組みに。生には何の仕組もない。死は、外から観察されることを確かに欲している。
今日はなんだか取り留めのない事ばかり考えていた。自分に考える力がなにもないことは惨めな気持になるけれど、一方で、自分の身体を助けてもいるらしい。私は何も判らない事をひたすら考え続けて、あきらめた。私は漫画である。こんな日は頭の回路がショートしているに違いない。
字を書くこと「以上」に、生きることは大変なことだ。とにかく、生きているという事実はすでに只事ではない。今日はもう考える力がないのだから、そのまま置き去りにして、私は行こう。こういう取り留めのない一日も軽々と越えていけるようになりたい。
夕方、娘と一緒にどこでもドアで茨城へ。
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