東京での日曜日。『豆しば』のクリスマスイベントに娘を連れて行った。豆ではなく犬でもない謎の生き物、という電通のキャラクターで、娘は一年以上好きで集めている。始めはさっぱり良さが判らなかったけれど(今もだ)、見かけるたびに嬉しがるものだから、親まで協力するようになってしまった。会場に着いてみると、夢の国ディズニーなんかでもそう思うけれど、僅かな小遣いでは、もう何も買えない額がついている。来る前には上限はいくらで、予算内で買うんだよと言い聞かせていたけれど、財布に入っていた今月の食費の残りを渡してやるしかなかった。私が子供の頃の感覚が通じない、と色々な場面で思うのだけど、それに対してどうしたらいいのか、判らないまま、子供への愛が金に化けていく。
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