ホラー脚本の仕事は、諸所の事情で一時延期となった。別の企画にかかるようにとのこと。
気分が不安定に荒れたり、家に閉じこもって非社交的になる暮らしを避ける気持が、自分にあった。若い時は、目付きがおかしくなろうと、ご飯を何食抜こうと一向に構わなかった。でも今は、娘への責任があり、コンビニのレジですさんだ姿を見られたくない気持があった。家事や、暮らしの世界と、それ以外の世界を、つなぐ橋の段階しか見えなかった。脚本は、私を二つに分ける作業だった。今回、心を分断することが出来ず、暮らしを守り続けて、とうとう、迷いつつ、進むことが出来なかった。
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