一歩も外へ出なかった。この日記だけが唯一したことだ。
娘の冬休みが今日から始まった。休みだ、今日はなんにもしないと決めて、全身弛緩して、楽なことばかりして過ごした。エネルギーを溜めている気分でいたら、朝昼夜、全部をすっとばして、日記の時間がダッシュで走ってきた。自分の報いで、時間の経過のスピードがいつもの三倍早く感じる。自分への見張りが足りなかったのだ。エネルギーどころか、単に眠っていただけなのに。
時間は素通りして終わっていく。頬杖をついて、しばらく自分の字を見ていた。自分自身にノーコメントだ。こんなに後悔した夜はない。
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