今日はお母さん友達とランチをした。全部で6人、メニューを注文して、あとはずっと喋っていた。子供が卒園してから三年にもなるのに、親だけの縁がいまだに続いている。幼稚園の時は気が遠くなるほど子供の寝顔を見つめて、早く育たないか、早く育たないか、時間が長くて、永久に終わらないんじゃないか、と気を揉んだ毎日だったけど、無我夢中でやっていたから、案外、当時の状態を断片的にしか思い出せない。全てが終わって初めて、それがなんだったのかが判るのだろう。自分はあの時、間違いなく幸運で、恵まれていたのだということが、ようやく判った気がする。
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