朝、娘と一緒に家を出て、通学路の横断歩道で旗振り当番をする。一年に一回位順番で当たるのだけど、雨が降らなくて良かったなと思う。「学校」と書かれた黄色い旗を、子供が来る度にふった。腕章をつけて立っていると恥ずかしい。斜め前に遠く見える当番の男性が、同じ旗をまるでF1レースでもやるように、派手にふっている。この近所では名物の光景だそうで、あの人がそうか、と思う。
昼、I駅で友人と待ち合わせて食事をした。二年ぶりに再会する「姫」というあだ名の女性だ。私がつけたのではなく、彼女が自分で名乗っている。たいへん親しい人だから、口を開くたびにお互いの個人攻撃をする。姫は、あなたはもっと外の世界に出た方がいい、家に閉じこもってたら駄目だよ、と言う。別れ際、彼女は私の携帯電話を見せろといい、飾りのついてないそれを見て爆笑したあと、「もっと、こういうのつけたら」と言って、勝手に派手なストラップをつけてしまった。絶対外さないで、たまにはそっちからもメールしてよね、と笑った。
夜、茨城に出発。娘と義母がゲームをやっている間、携帯を取り出して眺める。花やらダイヤやらの小物が光っている。もっと自由にやったら。重くなった携帯の違和感に、何度となく飾りを玩んでみる。
昼、I駅で友人と待ち合わせて食事をした。二年ぶりに再会する「姫」というあだ名の女性だ。私がつけたのではなく、彼女が自分で名乗っている。たいへん親しい人だから、口を開くたびにお互いの個人攻撃をする。姫は、あなたはもっと外の世界に出た方がいい、家に閉じこもってたら駄目だよ、と言う。別れ際、彼女は私の携帯電話を見せろといい、飾りのついてないそれを見て爆笑したあと、「もっと、こういうのつけたら」と言って、勝手に派手なストラップをつけてしまった。絶対外さないで、たまにはそっちからもメールしてよね、と笑った。
夜、茨城に出発。娘と義母がゲームをやっている間、携帯を取り出して眺める。花やらダイヤやらの小物が光っている。もっと自由にやったら。重くなった携帯の違和感に、何度となく飾りを玩んでみる。
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