あまり面識のないお母さん達とお茶をした。自分が好きなこと大事にしていることは、本当に私だけの厳格なルールで、一歩隣に行けば、全く違うルールで暮らしている人達が無数にいる。地元の名士、有名校、子供の塾、受験と、学校行事等の話題が良く出る。非常識な話題をふらないよう気を付けた。とにかく皆に褒められる、趣味を褒められる、娘を褒められる、持って行ったケーキを褒められる。褒められるのは勿論ありがたいことだけれど、こちらも相手を沢山褒めなければバランスが取れないから、会話がヘリウム入りの風船のように浮かびあがっていく気がする。未知の人間と話をする時は、互いに協力して当たり障りのない喜びを交換する、それは大人の態度だと思う。百も二百も承知で、難儀する。
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