今夜は茨城。何の能力もないと証明されたように、仕事が手につかない。全く贅沢で、許されないことだ。20点の出来でも、大恥かいて提出することだ。20点どころか、5点の出来でも、とにかく書き出して、書き上げることだ、やり遂げなくてはならない。女性でもプライドくらいあるだろう、人に恥ずかしいと思う気持はあるだろう、書き出すことだ。パソコンの画面に頬ずりして、両手でモニターを抱える、埃が腕につく。目を近付けて覗き込んでみる。見えないほどの小さな点の集合体だ。
暦の上では冬になっていた。こんな馬鹿は季節もほったらかしだった。途方もない遠い場所に星、すっかり静かだ。
PR