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人間になればよかった...
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土曜日は茨城の小沼邱で草刈りと決めているのに、小雨が降っていた。義母は、まだ草がそんなにのびてないから、いいよ、と言う。冬の色になった庭が、ガラス越しに見える。こたつの上に山積みになったみかんの色が、濡れた窓外に置かれているように、外と内と直につながっている。北海道のぞっとする寒さが、急に全身に感じられて、どうして冬になってしまったかな、と思う。私はあそこで窓を見ていた。誰一人歩く人もなく、一台の車も通らなかった。雪が平たい丘を白く変えていた。私は茨城に来る事を知っていた。いつかここで、この人と会って、庭の話をするんだと知っていた。だから、あの日、このみかんを雪景色の中に置いて、待っていたのだった。白い中に、ぽつんと一個だけ落ちていた。心細い気持で、庭を眺めた。
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自分の散らかった心が整理されてくると、外へ突き当たって、必ず何らかの抵抗に出会うものらしい。日記を三年近くやって、あまり進歩した気はしないけれど、小さな世間と暮らしが繋がって、日記外の出来事が多くなってきた。ここで考えたことは、不思議と、実生活にもう一度還ってきて、答えを提示される。この日記は、正解も、間違いも、でたらめに含んでいる。日記だけでは、自分が嘘をついていたかどうか正確には判らない。その時は本当だと思って書いているからだ。
相棒は韓国で何をしているだろう。私は一度も外国に行ったことがない。行ってみたいと思う国がどんな国で、どこにあるのかも判らない。自分はたまたま、日本に生まれたけれど、それはどうしてだったんだろう。
かなり、意気消沈している。いいこともあった日だ。あまり良くない日でも、越えていこう。
あれからすでに二日経ったのに、気分は鬱々として晴れない。退職までは予想していなかった。こんな事になるなら、Y先生が辞めた時の学校側の提案に、反対していれば良かった。とても難しいクラス運営で、H先生の手に余ることは、あの場にいる全員が予想していた筈だ。でもそれは結果論で、もう悪い形で終わってしまった。
娘達は新型インフルで、今回で二度目の学級閉鎖となった。冬休みも学校に通わなければならないかも知れない。
無料の三十代健康診断を受けに行く日だったので、N区の庁舎へ向かう。家にいても気が重かったから、丁度良かった。廊下に書かれた矢印にしたがって歩くと、健康審査室は簡単に見つかって、水色のパジャマが入口に山積みされていた。親切な看護婦さんと、横柄な男性係員の指示で、自分もパジャマに着替えて、システマチックに配置された検査室を指示されるままに渡り歩いた。無料のは始めて利用したけれど、検査も簡単だなあと感じた。結果はあとで郵送される。身体測定や血圧、心電図など計って、短い問診もしてもらった。低血圧ですね、とお婆さんの医師が優しく教えてくれた。ほんの少し、お肉を召し上がるといいですよ。
娘のクラスの連絡網が回ってきた。月曜日にまた臨時保護者会が開かれるとのこと。用件はH先生に関するお話しだそうです、という。どんな用件かはっきりしない連絡網を回す学校側の姿勢には誠意を感じられない。多分、担任を降りるだとか、そんな話だろうと思うけれど、こんな漫画みたいな酷い展開ってあるだろうか。ベテランの教員達が、H先生を支えていく、という前回の説明も、結局は、只の見せかけだった訳だ。
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