茨城でも桜が満開の時期になると、ここもあそこも桜だったか、と存在に気がつく。八重桜やしだれ桜など、個人のお宅の庭にも意外と植えられているようだ。今日買い物に行った野菜の産地直送店では、駐車場の周りがみな桜で、東京で見逃した満開と散り際の綺麗な瞬間に立ち会うことが出来た。ひらり、ひらりと、寒空の下落ちてくる。買った筍や菜の花を袋にぶら下げて桜を見ていると、いいようのない静かな喜びがわいてくる。この画を胸にしまっておいて、辛い日には思い出そう。
東京の自宅に着いてすぐ、今年初めての筍を茹でた。栄養はほとんどないそうだけど、これは人の感謝の心を養う食べ物ではないかと思う。命が短く、掘るのも大変、茹でるのも大変、それで栄養がない、手間暇だけを食すようなものである。たぶんそれが食べる人の心に反応するのだろう。
東京の自宅に着いてすぐ、今年初めての筍を茹でた。栄養はほとんどないそうだけど、これは人の感謝の心を養う食べ物ではないかと思う。命が短く、掘るのも大変、茹でるのも大変、それで栄養がない、手間暇だけを食すようなものである。たぶんそれが食べる人の心に反応するのだろう。
PR