朝、今日は東京の自宅で目を覚ます。10時間も眠っていた。
お昼から、幼稚園の同窓会に娘を連れて行く。園の門は開放されて、見た目は以前と何も変わるところがない。大勢の子どもたち、変わらない先生、昔住んでいた街の景色。娘を置いて、一人で喫茶店でも行こうと歩き出す。見慣れたものばかりだ。この街はあんまり想い出が多すぎる。娘の柔らかい手をひいて、いつもこの道を歩いていた。時折落ちている花片や、木の葉を拾いながら。
自分だけでなく、娘も歳をとっていた。娘は帰り道、みんなの顔が変形していた、と発見のように私に教えた。
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