家族で外出し、あてなく歩く日が増えている。H町で日用品などを買う。娘は私の死角で相棒となにか相談している。相棒は何も言わず、娘に自分の財布を渡している。母の日かー、と思うが、嬉しさを隠して知らない振りをした。
H公園、緑の木々と芝が果てしなく続く広大な敷地内を歩いていると、こども祭りの案内看板が見えた。近寄っていくと、20程の集団がちょうど帰り支度をしていた。土は足跡でいっぱいだった。一番手前のブルーシートは、茶道の体験らしき気配で、『お茶は終了しました』の手書きの札がパイプ椅子にぶら下がっていた。残念、と言いながらカラフルな服が点在する丘を眺めた。3時5分、丘いっぱいに光があたり、大勢の人が緑の芝を歩いたり走ったりしていた。
夕方、娘からちいさな紙袋を渡された。母の日に一日早く、肩たたき券も付いていた。袋の中は薄紫色のハンカチ2枚だった。鼻に押し当てると、公園の緑の匂いがした。
H公園、緑の木々と芝が果てしなく続く広大な敷地内を歩いていると、こども祭りの案内看板が見えた。近寄っていくと、20程の集団がちょうど帰り支度をしていた。土は足跡でいっぱいだった。一番手前のブルーシートは、茶道の体験らしき気配で、『お茶は終了しました』の手書きの札がパイプ椅子にぶら下がっていた。残念、と言いながらカラフルな服が点在する丘を眺めた。3時5分、丘いっぱいに光があたり、大勢の人が緑の芝を歩いたり走ったりしていた。
夕方、娘からちいさな紙袋を渡された。母の日に一日早く、肩たたき券も付いていた。袋の中は薄紫色のハンカチ2枚だった。鼻に押し当てると、公園の緑の匂いがした。
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