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人間になればよかった...
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映画言葉は、人間の知恵の凝縮だ。生涯を通じてひとつで足りるし、苦しい時、いつでも達人の助けを得ることが出来る。人の生き方を教える優秀な言語だが、それをその言葉以外のものへ翻訳することが出来ない。 映画言葉を追求し続けること。それが、一体なんだというのだろう。もともと日常言語にとっては全く意味のない徒労にすぎない。だから、感じない人には全く力をもたない。それに映画言葉は、一度覚えると、かなり無気味な言語だ。芯から明るい人は一人もいなくなる気がする。映画に無縁な暮しを送る人達にとっては、上級者達の血まみれの映画言葉は、不安さを通り越して一人の宇宙人、あるいは未開の原人となるだろう。師匠のB先生や、I先生の作品のように。 それにしても、敗者をより多くふるい落とす者は、よりすさまじく輝いている。美しさや感動は、なんの為に存在しているのだろう。なぜこんな瞬間的な存在が、強い衝動を感じさせるのだろう。どうして、人に永遠の観念を連想させるのだろう。 あまりに残酷な光のからくり。
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