習いごと

今日は電車を乗り継いで、週一回通っているバレエに行った。
トゥシューズを持って、巻きスカートとレオタードを持って、……もちろん着るのである……そして、つま先で立つ。習い始めて３年目になる。
バレエは痩せた美しい人が気分で踊るものだと長いこと思っていたが、あの人達は実際は鋼のような筋肉に覆われていて、しかもおそろしく柔らかい肉体で出来ている。格闘家みたいに盛り上がらないように、細心の注意を払って、計画的に、皮膚の下に納められていたのだった。
だまされた。全然、乙女じゃないよ。
だいたいトゥシューズからして、あんなものを足にはめるなんて正気の沙汰とは思えないのだが、本当にひたすらガッチンゴッチンに堅い、漫画みたいな靴なのである。あれで人の頭を殴ったら多分死ぬだろう。
バレエの話(愚痴)は、毎週水曜日にすると思います。第一回目の日記、今夜はひとまずこの辺で。さようなら。