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人間になればよかった...
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相棒の自転車を借りて、友人のYさんと少し遠出した。隣町のE駅周辺に美味しいカレー屋さんがあるというので、一緒にランチしようという話でまとまる。通行量の多い通りを抜けて、枯れ葉を踏みながら街路樹の下を通る。生活圏が広がった。自転車はただ乗っているだけで気持いい。何処まで行っても街と人が続いている。
花屋、雑貨屋、本屋などを足の向くまま二人で見て廻る。あてのない旅のようなもので、何をしていても気楽で楽しい。こういうの忘れていたなと思う。Yさんとカレーを食べながら、何かいいようのない、ありがたさを感じた。
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朝から腰に違和感。いつも通りストレッチ教室に行って、体を温めようと思ったら、ビリッと電流のような腰痛がきた。マイケルジャクソンにこんな踊りあったなと思いながら、後ずさりしたり、腰を曲げないで今日の分の家事をした。明日は自転車で友人と出かける約束があるので、早く治るといいのだけど。
昼過ぎ、履歴書の写真を撮りに近所の駅構内へ。手持ちの写真はみな若すぎて使えなかった。無人の光るボックス、700円で撮れますと書いてある前を、勇気なく、表の説明を何度となく読む。仕方なく中に座ると、レンズと簡素なボタンしかついていない。指示に従ってボタンを押した。あざらしと蛙を突き混ぜたような自分の顔がきょとんとプレビューされた。人から見るとこんな顔をしているのだろうか。若いのか歳なのか、でももう若くはない。
ボックスから出ると、構内ではまばらに人が歩いていた。カタカタと音をたてて、自分の顔が六枚つながって出て来た。
今日は友人のNさんを自宅に招いて、昼食をご馳走した。海老と帆立のグラタン、サラダ、パン、オレンジのシフォンケーキ、特別なものは何もないけれど、気持をこめた甲斐があって喜んでもらえた。Nさんとは三年越しの付き合いで、会う度に娘のことで御世話になっている。近所の歯科や眼科でよい病院はどこかなどの情報は、ネットワークの小さい自分には見当もつかないことだから、Nさんに随分と助けてもらっていた。昨日あたりは何を見ても調子が悪かったのだが、なんでもない話を2時間話し込んで、女性にとってのお喋りがどれだけ身体にいいのか、深く実感した。頭痛がとれ、眉間の皺が消えていた。魔法だ。
今夜は軽い頭痛、休むことにした。無念。明日はよい一日にしよう。
茨城、曇天。義母と娘とで庭のさつま芋を掘った。さつま芋畑は葉っぱと茎が一面に広がっている。義母の指示にしたがって、娘が軽い体重をかけてスコップを踏む。土はなかなか掘り進まない。ふたりは実に楽しそうに、あそこだここだと芋を探しあてる。この家の作物は、春夏秋冬ほとんど全て、孫である娘に収穫させる為に植えられている。これが一体娘の中でどの位幸福な思い出に育ち、何を残すことになるのか、その影響は計り知れないだろう。一方、自分は二人を手伝いながら、いつも一抹の寂しさを感じていたのだが、考えてみれば昔から、このような役回りの星の下に生まれついたのであり、主役級の暮らしには耐えられないのだから、この地味星をひっそりと行こう、と思いが定まった。その日から嘘のように上手く会話できるようになり、良い循環で廻りだしたのだから不思議なものだと思う。掘り出した芋達を抱き上げると、赤ん坊みたいに丸々と肥っていた。
夕方に娘と茨城へ。大量の雨が降った名残で、アスファルトには大量の水たまりが残っていた。車を運転していると、後ろから物凄く眩しいライトをつけた車に煽られた。乱視でブレる目線が、さらにブレる。もし事故でも起こしたら、ライトの車と、乱視を矯正しないで運転している私との、共同作業ということになるのだろう。知らず知らずの内にも物事はくっつきたがる。希いが、真逆であるせいで。
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