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人間になればよかった...
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娘の遠足。穏やかな一日だった。
今夜は心臓の違和感、無理せずに眠ることにした。
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普通の人は、私のように、反応がよくない人間を、仲間と呼んだりは、決してしないものだ。
私の暮らし方は、普通の優しい人が、一番腹の立つ態度であるらしい。それは私が、何も気が付いていないからだよ、と、以前、相棒が言っていた。
今日は一日中自宅。相棒は仕事上、相当量の本を購入するのだけど、足下に平積みされた不要品が崖山のように崩れ始まったので、夫婦で半日がかりで掃除した。
私は括る作業が苦手で紐がゆるくなってしまう。本の束を下げて捨てに行くと、手のひらが痛かった。ゴミ集積所に出してごめんなあと思う。一生読む気のしない本というのは、一生関わる事のない誰かの存在の証でもある。互いの無関心の不思議を思わずにはいられない。
夕食の買い物をしに、靴を履いて外に出ると、見知らぬおじさんが、何食わぬ顔で本の束を次々にほどいていた。
道を歩いている人達の洋服の色が、あるべき所にあり、いるべき所に配置されているようで、いったんそう思い始めると、建物も電柱も完璧な高さと低さで構成されて、空を横切る電線のたわみまでも、見事。
雲の位置まで、実によく作ったものだ、と、思いながら次第に気味悪くなり、早く元に戻らないと、人と笑い、人と泣く生活ができなくなる、と埒もない事柄を大真面目に考えて、家に帰して下さい、醒めたいです、と誰かに向けて敬語でお願いする。この悪夢の何処にスイッチがあるのか、自分の背中を手探りする。突起があるのに手が届かない。
夕立よりまだ悪い。空に血の色が混じってきた。
鏡で見ると随分へんな目をしている。優しさとは程遠い目だ。年齢のせいにするのは卑怯かも知れないが、世間と対等な口をきこうとして、諦念めいた態度を表したり、考えが浅い内に強く主張してきた我が弱さを嘆かずにはいられない。実際何も判っていない目だ。
芸術作品や、他の人の生き方に、切実に励まされる。もう私一人では間違えるばかりなのだ。
日曜、今週末は東京の自宅。こんな風に書くと義母には申し訳ないけれど、とてもゆったりとした時間を味わう。たまに自宅にいると二重生活の気忙しさを実感する。その間、義母が寂しい思いで待っている事も判っている。
何故毎週通っているの、と聞かれる事がある。私が続けている限り続いて、止めれば終わるだけの二重生活で、強制はされていない。だから難しい問題は何もないけれど、義母の健康問題や娘が成長して忙しくなった等、この線路がゆるやかな傾斜を上ってきた気配はある。
いつか、一人で答えを出す日が来ると思う。でもそれは、今日の日には判らない。
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