晴天の祝日。なぜか今年は祝日ばかりだったような気がする。冬服が入った段ボールをあけて、去年着たセーターに袖を通してみる。私の服は全部着られたが、娘は殆どが小さくなっていた。あーあ、と親子でため息をつく。不経済なやつで困ったものだ。
子どものご飯を作り続ける。外国へ行くかお嫁に行くかは知らないが、いつか来る独り立ちの日の為に。町のスーパーへ向かいながら、古い思い出や、新しい思い出を音楽に重ねて、歩いていると、随分色々な事件が途中で終わっている現実に気が付く。
本当にこの毎日は新しくなっているのだろうか。多くのものが二度と戻らない領域に遠ざかっていくのを、音楽とともに見送る。
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