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人間になればよかった...
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土曜日の茨城。うだるような暑さにも、どこか冷風が含まれているようで、秋の境目だと思いながら2時間ほど草刈りをする。自分の暮らしのやること為すことが、自嘲となり、草刈り機の震動と共に跳ね返ってくる。全部が全部、立派である必要はないのではないか。試された本当の瞬間、ある関係において……ある関係においてのみ、立派で正しくあればいいのではないか。もしそれが、本当の時間であったなら、どれだけ長い時間が経ったとしても、変化せず胸のなかに残り続けるだろう。この先幾度体験を重ねていったとしても、一切影響されず、より切実になっていくだろう。
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B先生の指導でバレエを習って、以前なら素直に出来なかったことが少しずつ、出来るようになっていた。それは、誰かに見せる為に笑顔を作るのではなくて、勝手に楽しいと感じ、勝手に笑うことだ。バレエの動作に置き換えると身体を使って笑うことだ。踊りは特に、踊らされているのでは、屈伸運動と同じになってしまうから、心の持ちようが重要だと思う。勝手に、というのは、じっと考えていくとなかなか難しい動作だ。お客さんの為に笑うのは悪いことではないだろうけれど、自分の為に勝手に笑っている人には到底かなわないと思う。
テレビからも、映画からも、音楽からも、逃れて、目で見たものを、何のイメージも先入観も持たず、そのまま書いてみたい。それがどうして、こんなに難しく、また、惨めに見えるのか、自分にはよく判らない。
隣のクラスの担任の先生が、夏に交通事故に遭ったらしく、ひどく重傷のようなのだが、子供達がショックを受けるからという理由で、詳しい事情は明かされていないようだ。今日ストレッチ教室に久しぶりに行き、話題の一つとして場を通過していった先生の惨状は、沖縄の海と東京とつづきとの間に、奇妙な橋を構築しだして、どうしても今夜は、その杭を抜くことが出来ないのだった。
先生は今この場を夢見、無関係に動き、話し合っている保護者の自分らなどの、口の動きや、窓の小鳥のさえずりを、無感情のまま見つめているのかも知れない。私が今見ているのは、不幸を祈りで和らげるという寂しい夢だ。意識とは何の事か知らない。先生がこの共通の場に再び戻ってこられるように願っている。どうか良い経過が得られますように。
相棒によって二週間、有料駐輪場に留められていた為、自転車はタイヤの空気が抜かれ、ライトのみ盗まれていた。それでも戻ってきたのだから本当に良かった。
今日から娘の新学期(正式に言うと二学期制なので、一学期の途中、という扱いだそうだが)。小学校では新型インフルエンザの警戒を強めていた。登校初日は毎年、災害対策の訓練で、保護者が学校に子供を引き取りに行くのだが、校庭に全校生徒と全保護者が整列し、校長が喋っている間も、お母さん達は私語にふけっていて、大変に騒がしかった。先生達の冷たい目線を感じた。私はこの日常と暮らすのだと話し声を聞きながら考えていた。心に自由を。
一年がかりで貯めた『おきなわばこ』も空箱になり、また99ショップで働く日々へ戻ってきたのだけど、朝起きて出勤しようと外へ出たら、いきなり自転車が盗まれていた。マンションの駐輪場をあちこち走り回りながら、ない、ない、と頭が真白になって、バイト先にどうやって行ったらいいのか、涙目になって家に戻ると、寝ぼけ眼の相棒がタクシーを駅前で拾ったら、とアドバイスしてくれたので、再び路上に出て、むやみやたらに手を振って、1790円、いつもと同じ時間に店前へ連れて行って貰った。
本日の給料の半分以上失ったけれど、遅刻しないで良かった。これが仕事というものだと思う。帰りは、適当な目的地のバス停がなかったので、1時間ほど歩いて帰ってきた。あとで相棒に朝のお礼を言うと、相棒は礼には及ばないという風で、もしかして隣の駅にオレが忘れてきたかも知れない、と静かに立ち上がり、夕方に出かけていった。そして、深夜に手で押して帰ってきた。
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