朝、娘に家の留守番をさせて、電車を乗り継いでH町駅に行く。親しい友人と煙草を吸いながら、細々とした話を聞いた。焦ったり、何かを分析してはいけないと思うのに、彼女を変えたくなる。自分の解釈で彼女の世界を改善したくなる。それは本当に彼女を大切にしていることにはならないのだ。そんなに物事が一直線に良くなっていく訳がない。
なにかの過去があり、それが不動のものになっているかというと、それはそうではないと思う。過去は常に現在の態度によって更新されていく。その過去が何であったかを規定するのは、結局は一番最後にとる態度でしかない。
今日は彼女を励ましに行ったようでいて、彼女と苦痛を共有しに行ったのではなく、単に彼女の苦痛を彼女に投げ返してしまったのではないか。
なにかの過去があり、それが不動のものになっているかというと、それはそうではないと思う。過去は常に現在の態度によって更新されていく。その過去が何であったかを規定するのは、結局は一番最後にとる態度でしかない。
今日は彼女を励ましに行ったようでいて、彼女と苦痛を共有しに行ったのではなく、単に彼女の苦痛を彼女に投げ返してしまったのではないか。
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