東京ではきっと花見日和だったのだろう。ここ茨城ではどういう訳か、桜の樹がほとんど植えられていない。イメージ通り梅の都で、梅の時期には街全体から甘い香がする程なのだが、相手が桜だと驚くほどあっさりした付き合いとなる。どうしてなんだろう。
今日は茨城。家に籠って書き物をする。時折、休憩するため居間に行って、ゲームに没頭している娘と義母を眺める。私は人の背中ならまじまじと眺めることが出来る。これが目のついている側だと、途端に観察が難しくなるのが妙だ。目も背中も同じで、変わったところはないだろうに。
庭を眺めると、春になって初めての蝶を見かけた。蝶は弱々しい軌跡を辿って、左から右へとよたよた進む。明日は肌寒くなる予報が出ているというのに、あんな力で生きられるだろうか。
今日は茨城。家に籠って書き物をする。時折、休憩するため居間に行って、ゲームに没頭している娘と義母を眺める。私は人の背中ならまじまじと眺めることが出来る。これが目のついている側だと、途端に観察が難しくなるのが妙だ。目も背中も同じで、変わったところはないだろうに。
庭を眺めると、春になって初めての蝶を見かけた。蝶は弱々しい軌跡を辿って、左から右へとよたよた進む。明日は肌寒くなる予報が出ているというのに、あんな力で生きられるだろうか。
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