土曜日、茨城、夜。
N町の親しい友人からメール届く。『皆様へ』と題されたメールで、体調が悪いから杖生活に入る、という内容。例によって細部は説明されず、人に心配をかける為だけに書かれたような文章が短く並んでいた。慌てて返信して事情を聞こうという衝動が、何故か今回は起きない。彼女は他人を操作する術に長けているのだという気持までする。彼女の方から見れば、人に心配をかけたいどころか、その反対で心配をかけまいとして、そのように振る舞っているのだろう。私は彼女を本当に好きなのだろうか。友達というのは何をする人のことだろう。
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