家族三人で夜を徹して、パソコンで無料で出来る『脱出ゲーム』で遊んでいた。誰もいない密室に、意味不明のアイテムが落ちていて、知恵を使って謎を解く。というものだが、一つ解けると、また次の新しい謎に出会う。初日の出を拝む頃に気力が尽きて、皆であくびをした。とうとう脱出できなかった。
こんなに、穏やかな一日があるだろうかという、良い日で、遅く起き出した後も、あっという間に移動している時計の針を、少しの不安もなく眺めた。日常、という言葉が静かに、具体的な形として感じられる。太陽と影、窓から差すもの、床の白い反射と。私はこれしか持っていないのだけど、またこれで充分に足りてもいるのだった。
脱出はかなわなかったが、2010年は何事も諦めず頑張りたいものだ。
こんなに、穏やかな一日があるだろうかという、良い日で、遅く起き出した後も、あっという間に移動している時計の針を、少しの不安もなく眺めた。日常、という言葉が静かに、具体的な形として感じられる。太陽と影、窓から差すもの、床の白い反射と。私はこれしか持っていないのだけど、またこれで充分に足りてもいるのだった。
脱出はかなわなかったが、2010年は何事も諦めず頑張りたいものだ。
PR