悪化していく花粉症に驚きながら東京の空気を吸う。マスクをしてこなかったことを後悔した。娘の手をひいて自宅への道を久し振りに歩く。九日いなかっただけで少しずつ変わっている。人の服装、店の看板。気がかりだった近所の桜並木を見上げると、残念、どの樹も花こそまだついているが、地の枝が透けて無骨な姿に戻っていた。東京の桜は散り際が異様に綺麗なので、それを今年も見られなかった事で、また一年間待つのか、と非常に残念な思いがする。
相棒は家にいて、久し振り、と挨拶を交わす。ヒゲだけ伸びていた。留守の間に溜まった掃除と洗濯を片っ端からやっていると、茨城とはまた違う暮らしの実感が湧いてきた。都市の暮らしは気ぜわしい。忙しいけれど自分の家があるというのはそれだけで幸福な事ではないだろうか。忙しいというのは、きっと悪いことではないはずだ。明日は娘の新学期。朝ごはん、昼家事、夜仕事。日記作業が夜明けになり、船をこぎながらこれをつける。
相棒は家にいて、久し振り、と挨拶を交わす。ヒゲだけ伸びていた。留守の間に溜まった掃除と洗濯を片っ端からやっていると、茨城とはまた違う暮らしの実感が湧いてきた。都市の暮らしは気ぜわしい。忙しいけれど自分の家があるというのはそれだけで幸福な事ではないだろうか。忙しいというのは、きっと悪いことではないはずだ。明日は娘の新学期。朝ごはん、昼家事、夜仕事。日記作業が夜明けになり、船をこぎながらこれをつける。
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