昼から小学校の体育館で、学年PTA主催の親子お遊び会があった。巨大なカルタを子どもと二人一組になって、取り合うゲームに参加した。娘と組むのかなと思ったら、様々な子とその都度組み合った。知らない人である私は、初めての子どもと組む時に名前を聞いて、よろしくねと挨拶した。子どもは、男の子も、女の子も、ちゃんと名前を名乗ってくれて、カルタがとれた時は一緒に喜び、取れなかった時は本気でがっかりした。子どもの背中を触ると、湯気が出るほどに温かった。いい子が多いな、と思った。全3クラスのうち、2クラスは、授業の時に騒ぐことが問題になっていた。どうしてだろう、こんなにいい子達なのに、と解せない気持になった。
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いつもなら、ストレッチ教室で運動する内に体調が回復するのだけど、今日は違っていた。あ、貧血だと思って見回すと、天井の電気が暗くなった。周りの人の談笑が大きな声に思われて、意味が掴めなくなった。時間が経って、家に着くと、昨日試写を終えた相棒は、布団で眠っていた。娘のような顔をしていた。娘のようなといっても、本家はこちらの方だけど、その時はそう思った。家族がいてくれて良かった、と心から考えた。目を閉じても、自分の作り出した意味の繋がらない映像が、残酷さと、凶暴さを帯びて、いくらでも形を変えて現れ、これが自分自身の正体なら、やりきれないことだった。
夜、近所のスーパーに買い物に出た。真暗な空に街灯の光がにじんでいる。かすかに雪が降っていた。車は無数に通り、人は傘をさして歩いていた。
夜、近所のスーパーに買い物に出た。真暗な空に街灯の光がにじんでいる。かすかに雪が降っていた。車は無数に通り、人は傘をさして歩いていた。