忍者ブログ
人間になればよかった...
[108] [107] [106] [105] [104] [103] [102] [101] [100] [99] [98]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

窓外は、申し分ない青空。すすきが風に揺れている。気温はあまり下がらないけれど、眺めの方はもう夏とはいえない。
今日は、娘とメダカばかりを見て過ごした。大騒ぎだった夏休みの間に、おぬま家ではメダカを10匹購入した。きっと死ぬからと私は反対したのだが、娘の決意は固かった。案の定、メダカは次々と謎の死に方をして、2匹しか生き残らなかった。これも間もなく死ぬだろうと思っていたら、つがいで仲良く遊んでいる。水草のすき間を少女漫画のように追っかけっこしている。しばらくしたら新婚になったらしく、卵を産み出した。
赤ちゃんメダカは透明の身体で泳いでいる。なんとなく珍しくて、いくら見ても見飽きない。どうしていいか判らない。卵は次々と孵って10匹位はいるようだ。親と違う別の水槽に移したはいいが、自然界の生物も親と一緒がいいものだろうか。やろう、やろう、と外野が騒ぐ。メダカを1匹、親のいる水槽に移してみた。赤ちゃんは親の側によりそって泳いでいる。良かった。と思った瞬間、メスがあっという間に赤ちゃんを食べてしまった。
吐き出すだろうかと見ているが、メスは平気な様子だ。「なんてバカなことをするんだろう」とおぬまお母さんがため息をついた。私はなんだか非常に悪いことをしたという気がした。メスの方にも。赤ちゃんの方にもだ。人間として人間の優しさで接すると、意識せず色々な悪を重ねてしまうらしい。
PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新記事
(02/27)
(02/26)
(02/25)
(02/24)
(02/23)
(02/22)
プロフィール
HN:
北海のあざらし
HP:
性別:
女性
ブログ内検索
カウンター
携帯用
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © 三本指日記 All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]