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人間になればよかった...
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朝、相棒と電車を乗り継いで、S駅の映画専門学校へ行く。学生の作った実習映画を観に行った。講師の付き添いのない、全部自分たちで責任をとる初めての作品だそうだ。相棒や私が関わった訳ではないけれど、ゼミ長が私達の映画を観に来てくださいと連絡をくれたのだった。本当に嬉しくて、目をしっかり開けてもらさず観ようと思った。
作品は学生のオリジナルで、道端で野糞をする青年と、それをボコボコに殴って制裁する正義の仮面の、現実と夢の交差したシニカルなものだった。正義とは一方的に独善を振りかざすこと、と結論づけて、そこらへんの通行人に胴上げされて映画は終わるのだが、不条理感も、カタルシスも、寂しさもなかった。先入観なく眺めていたなら、私はこの映画をきっと不気味に感じたと思う。
気が付いたことが二つあった。監督のUくんはたぶん映画を手本にして映画を作っていなかった。紙の漫画や音の音楽と同系列で、画でストーリーを並べていた。もう一つ、この映画はたぶん正義論ではない。もとは正義論であったものが表現者論へとすり替わっていったのだろう。優れた表現者に対する敬意や羨望があり、それを思うことが現状の自分の卑小さへと直接繋がっている。そういう別の話のラインが混ざった。だから、正義の話としてなら不気味でも、表現者になる覚悟としてなら、なんとなく意が伝わった。
実際はどうだったのだろうか。Uくんとゼミの皆の健闘を心から祈っている。
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