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人間になればよかった...
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正月三日目。ご馳走、なし。とうとう尽きた。
家族はみな普段の暮らしに戻り、去年残した仕事をやり始めた。自分も原稿の直しを来週中には仕上げなくてはいけない。寝ぼけていた頭が少しずつ、危機を察知し始めた。ありがとう、お正月。充分休憩させて頂きました。
夕方に、茨城に向けて出発。信号機のトラブルらしく、電車はなかなかやってこない。ホームに一月の寒い風がまともに吹きつける。この一年、待ち時間で過ごすことはしないぞ、と風に誓う。娘と体をくっつけ合って暖をとる。こうしていると、苦痛と一体になった楽しみで、じんわりと胸が暖かい。
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お正月、半分ほど普段の暮らしに戻す。ご馳走も半分くらい。
昼に近所の神社に初詣に行く。薄く晴れた空の下、静まりかえった道を延々と行き、斜めに傾いたような鳥居をくぐる。中では短い行列が出来ていた。冷たいけれどさっぱりした風に吹かれて、大勢の人と共に、二礼二拍手一礼をした。奥の薄闇に目をこらすと、白い陶器や野菜などお供えしているのが見え、さらにその奥は鏡らしき丸い光が見える。目が潰れるよ、と祖母の記憶の声がした。普段の心が、焦点があうように正月の心になった。頭を深く垂れて、家族が無事に過ごせている感謝の御礼を、丁寧にした。
結婚してから10年になるのだけど、多分初めて東京で過ごすお正月を過ごした。
普段の心で、なにもせずに、ぼーっとした元旦だ。
「時間がたつって、いいことだね。」(娘が以前言った言葉)

今年は、一度も休まずに続けることが出来ました。見に来て下さった方に心から感謝します。ありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎え下さい。
考えてみれば、最初からいつもこんな事ばかり考えて生きている気がする。その意味では、この一年、私は何の進歩もなかったのかも知れない。それでも、年に数回は、書きえた幸福、無上の喜びがあった。その喜びのためにこれを続けている。
いつかは、ただの一回で正確に綴れるようになりたい。
三時間、字をこねていたら、とうとう本当に自分の無能が辛くなった。原因は、伝えたい事が淡過ぎる。あるいは以前同じ感想を書いた。あるいは、出来事が二つ以上起きた。あるいは、細部まで覚えていなかった。あるいは、仕事などで考えがふさがっている、あるいは、人の目を意識しすぎる、条件は様々だけど、どうしても今は書けない。
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