今日は東京にいる。土曜日だけど娘の授業があったからだ。久しぶりの週末気分で、のんびりと身支度して小学校へ向かう。保護者の方が随分沢山来ていて、玄関の辺りで靴を履き替えていた。
教室の隅には生きた蚕がいて、桑の葉を食べている。娘を探すと、似たような子どもたちが、頭をぐらぐらと動かして先生の話を聞いている。鉛筆を落としたり横を向いたりしている。ようやく娘の頭を発見した瞬間、輪郭が急にくっきりとして、普段の娘の姿にしか見えなくなった。色眼鏡を外せば、娘も他の子と同じなんだなと思う。最近は娘のふるまいに「もう三年生なんだから、ちゃんとしなさい」という小言が増えていたのだけど、まだまだ子供で当たり前だったらしく、これからは怒る回数を少し減らそう、と思う。
担任の先生は、ぶらぶら手ぶらといった感じで、自然体で授業をされていた。
教室の隅には生きた蚕がいて、桑の葉を食べている。娘を探すと、似たような子どもたちが、頭をぐらぐらと動かして先生の話を聞いている。鉛筆を落としたり横を向いたりしている。ようやく娘の頭を発見した瞬間、輪郭が急にくっきりとして、普段の娘の姿にしか見えなくなった。色眼鏡を外せば、娘も他の子と同じなんだなと思う。最近は娘のふるまいに「もう三年生なんだから、ちゃんとしなさい」という小言が増えていたのだけど、まだまだ子供で当たり前だったらしく、これからは怒る回数を少し減らそう、と思う。
担任の先生は、ぶらぶら手ぶらといった感じで、自然体で授業をされていた。
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大好きなS先生のバレエの日だというのに、電車の窓は斜めに動いて、幸福感を抜き取ってしまったような灰色の木々が見える。H町駅の友人のことが頭にこびりついて離れない。責めたい気持だった。これはいけない。昨日の呼び出しに応じたのは、きっと無理を通しすぎていた。性格上、たまにやりすぎる。
ピンク色のシューズを履いて、全神経を集中して稽古していたら、悲しい気持が全開になって、この世の喜びは悲しさの下敷きにあるんだと感じる。はかなさは、はかないけれど、本当なんだと思う。終わった頃には心が大分軽くなっていた。趣味があると、落ち込んでいる時には本当にありがたい。
家に戻ってから、ネットを使って彼女の症状について勉強した。自分の友情にブレを作らないよう、慎重に支援しなければいけない。私は恋人でもなければ、家族でもない。好きだから治って欲しい。境界線は自分の方で決めるのだ。
ピンク色のシューズを履いて、全神経を集中して稽古していたら、悲しい気持が全開になって、この世の喜びは悲しさの下敷きにあるんだと感じる。はかなさは、はかないけれど、本当なんだと思う。終わった頃には心が大分軽くなっていた。趣味があると、落ち込んでいる時には本当にありがたい。
家に戻ってから、ネットを使って彼女の症状について勉強した。自分の友情にブレを作らないよう、慎重に支援しなければいけない。私は恋人でもなければ、家族でもない。好きだから治って欲しい。境界線は自分の方で決めるのだ。