心臓の違和感、時々おこる。ネズミのように小心者だから、四六時中ドキドキしている訳だった。とはいえ、不安が不安を呼ばないように、今日はほとんど家の中でおとなしく過ごした。心臓の心音は音符に置き換えると、実に複雑な音色を奏でるらしく、以前テレビでその音楽を聴いたが、なんともいえない現代音楽風だった。一方、心臓病を患う人の心音で作られた音楽は、単調で、棒のようなそっけないメロディを奏でた。勿論美しくはなく、ただ計測した数値を元に作られた2曲の音楽だったけれど、当たり前に意識せず打つ心臓を思う度、時折思い出している。
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