Sさん親子に誘われて、東京の下町N駅にクリスマスコンサートを聴きに行く。スイス式ログハウスの建物の中で、至近距離で生の弦楽四重奏を聴いた。小さい店内は人でいっぱいだった。なにか秘密の儀式に参加しているような気がした。曲の最後に、聖歌をその場にいる全員で歌った。信仰を持たずに歌っている、自分の声がか細く耳に届いてくる、私は今年もクリスマスを怖れている。でも、今日は歌った。ツリーのてっぺんに、星形の針金が見える。横の席にいるSさん親子がニコニコして歌っていた。
うまくいかない事ばかりだけど、色んな場所、色んな人に会ってみたい。
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