今夜、週末恒例の茨城。義母と娘と御赤飯の残りをチンして食べていると、テレビでは超人気グループのタレントが全裸になって逮捕されたニュースをやっていた。腫れ物に触るように、非難調のコメントは聞かれない。巨体事務所に依存する仕組みの中で誰も悪口など言える筈がないし、テレビは特に報道は、公平性や良心で作れる等とは思ってはいないけれど、こういう気持悪い、歯切れの悪い映像を見るとやはり気が暗くなる。
お赤飯と見たお詫び会見、フラッシュにたかれているタレントは、目が異様に光り、頬が薄く赤くなっていた。気持ちわるーい、という全国の女性ファンからあがる悲鳴の想像に、耐えているようでもあり、酷く悲しそうで、何か言いたそうだった。誤解を怖れずに書くと、良心に反した事をした顔には見えなかった。普段から酒に強い体質で、一口飲んで我を失った類いの行動ではないようだ。こんな風に飲んでいたというのは、随分長い事不幸だった証しであり、私的な事件がこの人を一撃した事も意味していた。本当のぼく、という言葉を、この人は身体の中で反芻しているように思われた。
お赤飯と見たお詫び会見、フラッシュにたかれているタレントは、目が異様に光り、頬が薄く赤くなっていた。気持ちわるーい、という全国の女性ファンからあがる悲鳴の想像に、耐えているようでもあり、酷く悲しそうで、何か言いたそうだった。誤解を怖れずに書くと、良心に反した事をした顔には見えなかった。普段から酒に強い体質で、一口飲んで我を失った類いの行動ではないようだ。こんな風に飲んでいたというのは、随分長い事不幸だった証しであり、私的な事件がこの人を一撃した事も意味していた。本当のぼく、という言葉を、この人は身体の中で反芻しているように思われた。
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