突然の着信音。お母さん友達から電話をもらう。電話に出るなり彼女は早口で言った。また別の問題が起きたわ。今気持を落ち着かせる為にかけたのよ、動揺しないあざらしさんだからお電話したの、と彼女は言った。
あの人はぎりぎりの姿で現れる。電話は5分で切れた。たぶん私の心の一部が別のことを考えていたからで、彼女に生返事をしたからだった。彼女の傷つきやすい敏感な心は、そういう私の一瞬のぬるさを聞き逃さなかった。
パソコンに頭をつけて、私は今39分も意識を失っていた。これ以上の考える作業はきっと耐えられない。赤玉がでてる。
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