今夜の東京は大雨に雷で、日記をつけていると時折外からすごい音がする。深夜に電車で帰ってきた相棒の話だと、もう何回も落ちた音がしてたよという。濡れると判っていて窓を少し開けると、傘を差さないで徘徊しているジャージ姿の人がいて、こんな晩にどうしたんだろうと気持が脱線する。
夕方は、夏休みの自由研究として、娘がサーターアンダーギーを作った。菓子のルーツをネットで調べ、手を洗うところから試食までの写真撮影を手伝った。私は名前の頭をサンダーだと思い込んでいたが、調べていたら、サーターだった。そうか、サンダーアーダギー、サーターアンダーギー、もう覚える自信がない。もういい、今度から沖縄ドーナツと勝手に呼ぶことに決めた。娘には一番簡単な配合のレシピを探して渡したのだが、もたもた作っていた割には仕上がりは上々、満面の笑みの写真を残してやることが出来た。
夕方は、夏休みの自由研究として、娘がサーターアンダーギーを作った。菓子のルーツをネットで調べ、手を洗うところから試食までの写真撮影を手伝った。私は名前の頭をサンダーだと思い込んでいたが、調べていたら、サーターだった。そうか、サンダーアーダギー、サーターアンダーギー、もう覚える自信がない。もういい、今度から沖縄ドーナツと勝手に呼ぶことに決めた。娘には一番簡単な配合のレシピを探して渡したのだが、もたもた作っていた割には仕上がりは上々、満面の笑みの写真を残してやることが出来た。
小雨の降るS駅で、元同期Kちゃんと待ち合わせた。今日は彼女の書いた脚本を読む約束だった。コーヒーを奢ってもらって、一時間半、話をした。彼女はほんの少し緊張している風だった。14年前に専門学校で同じゼミにいたのに、在学中彼女の書いたものを全く読んだ事がなく、書くのが嫌いなのかと思っていた。だから私にとっても初体験だった。脚本はその人の長所短所、考え方の癖、私的体験、ぜんぶ貝のむき身のように丸出しなので、読んでいると、ほんとうにその人の柔らかな内側を手で触っている気がする。凄く怖い人の作品になると、読んでいるこちら側の殻を割り、逆に触ってくるので、防戦一方になる。自分の印象では、Kちゃんは一生懸命考える人で、書くことにいい加減な人ではなくその反対だった。脚本の勉強をして、不器用な自分は得をしたことが沢山あった。彼女もきっと、この先も続けていく人なのだろう。