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人間になればよかった...
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家族3人で外出。G駅の映画館で『落下の王国』(監督・ターセム)を観た。数ヶ月前から机上の壁にチラシを貼り付けて、映画を観られる日を楽しみにしていたので、今日は嬉しかった。落下、というキーワードで世界を語る視点も、つくり話で現実と夢が平行する物語のあらすじも、とても気に入っていた。実際本編を観ると、頭の中で準備体操をやりすぎた感じで、物語をよく見なければと思いつつも、私には美しさだけで充分過ぎた。ターセム監督は私財を投入し、CGを極力使わず、世界24ヶ国のロケーションで四年の手間をかけて撮影したそうだ。地球上に美しい光景がこんなにあるのかと、受け止めきれない程の映像美だった。
家に帰って、チラシはこのままずっと貼っておくことにした。
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娘の運動会、外は快晴で、児童の手作りの旗が風にはためいている。保護者だらけで見えなくなる程の立ち見席で、娘がかけっこする姿に声援を送った。接戦にせり負けて2着ゴールしたのを見届けて、一緒に残念なのと、頑張ったねと言ってやりたい気持で、思わず深い溜め息がもれた。ちゃんと勝敗のつく世界は、これもいいものだと思う。
校庭を走っている先生方の中に、担任の先生もある。昨日の午前中、先生は私用で急きょ病院に行かれたとのこと、その後非常に元気なく、下を向いていたという。理由を聞く機会も声をかける機会もないが、教師という職業は保護者が思うほど手の抜ける仕事ではないのだろう。ここは子供達の世界であると同時に、先生達の世界でもあるのだろう。人が選んだ一生涯の仕事なのだ。教師という人種がある訳ではない。その単純な事実を自分は意識していなかった。
先生も頑張れと思う。子供達が一列に並ぶ度に、先生は青空へ向けてピストルを撃っていた。
夕方、映画の専門学校へ行く。学生と会って、映画の脚本指導をお手伝いするという仕事を、毎年10月頃にするのだけど、その初日だった。指導は比較的うまくいって、問題ないのだけど、この日記をつけるのに、もう二時間半もかかっている。異様なことだ。自分から自分を切り離すために、これはここで止めた方がよさそう。
原稿を書き終えることが出来た。今夜はうれしい。とにかくゆっくり眠りたい。布団に入っても眼が冴えて眠りが来なくなってしまった。少し不眠症気味だ。仕事が終わったら少しずつ治るだろう。
夜遅く、月刊文文のカッツ氏とキシタケくんが我が家を訪れてくれた。
専門学校で知り合って14年、映画を合い言葉にバラバラに散ってから、未だ定期的に互いの動向を報告しあっている。この縁が最後どこに着地するか、互いに何処に行くのかを見届ける仲になった。
貧窮した暮らしの中でも人間はユーモアを忘れてはいけない、とキシタケくんがいつになく熱く語り、皆深く頷いて、それが今夜の印象的なハイライトだった。
深夜遅くまで相棒と話し込む。結論でいうと私のやり方は仕事を受けた人間として最低だ、と怒られた。不誠実と言われると辛いが、していることはまさにそうだった。今朝仕事先の方に連絡をとってお詫びをした。期日をあと3日間延ばしてもらって、昼間は眠った。
九割ほど書き上がった原稿で、あとは空欄を埋めるテストのよう、もう一息なんだけど。なんとか繋がれ、と念じながら書き進める。
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